その1 〜出発、台北、到着1日目
次の仕事が始まるまでのお休みを利用して、フランスに行ってきました。
7泊10日のあいだ、わたしにとってはすごいことがたくさんたくさんあって、おまえは日本人で初めてフランスを見た人間か??という感じかもしれませんが、雑感とともに書き留めておきたいと思います。
出発日からさかのぼること6日前、10/4夕方、わたしは初の海外旅行となるホノルルへと飛ぶために羽田空港にいました。
ハワイはそれはもう楽しみだったのですが、このままでは残り2週間のお休みが何もできずに終わってしまう!と、その場でパリ行きの航空券と7泊分のホテルをとりました。
搭乗時間が近づいていたので勢いで自分を押し切ったけど本当に行けるのか??と出発当日、いや到着するまで不安でしたが、ほんとに、ほんとーーーに行ってよかったです。
10/11 (Thu)
①1人で旅行をする ②1人で飛行機に乗る ③1人で海外へ行く これらの全てが初めてで、何を不安に思えばいいのかさえ分からないほどでしたが、なんとか 14:15 JST 成田空港を出発、3時間40分のフライトを経て16:55 CCT 台北 桃園空港に到着。(日本と台湾との時差は1時間)
台北で乗り継ぎですが、次の飛行機まで6時間あったので思い切って台湾に一時入国することにしました。これが1週間前に初めて国外へ出た人間の行動力。
ただ、パリでの観光プランもほぼ立っていない状態だったので台北のことを調べる時間があるはずもなく、空港から台北駅への行き方だけがわかる状態で、あとはその道中に調べました。笑
台北駅で地上に出ると、六本木かな?という感じでしたが、違うのはとにかくバイクが多いこと! ぶいぶいいっていました。
夜市はお祭りの屋台のようなのが100mくらいに渡って狭い道の両側に出ていて、とても賑わっていて楽しかったです!
日本語もたまに聞こえてきましたし、注文は this one, please でいけました。
牛肉麵 110元、パパイヤミルク 50元、芋包芋 2個50元 を食べ飲み、1時間ほどで撤収。
そこまで空港から1時間ほどかかったのでそれ以上いるのは難しかったのですが、行ってみてよかったです。
牛肉麵が特においしかった!
空港発着の Metro は、切符としてICチップ入りのプラスチックコインが使われていました。乗るときにタッチして、降りるときに投入。
歩行者用の信号はホノルルと同じで残り時間が数字で表示されるやつ。
そういうことを見るのが楽しい。
旅行って楽しいんだってことをわたしは本当に知らなかったのです。
無事に空港に戻り、次なるチャレンジは桃園空港内にあるというシャワールームを使うこと。
めちゃめちゃ迷って、しかもタオルも忘れてきて(買って)たいへんでしたがなんとかクリアしました。
これは旅レベルかなり高かったと思います。
桃園空港はこのような無料のシャワールームが複数ある他にも長時間のトランジットに耐えられるよう色々と充実しているようでした。
10/12 (Fri)
10/11 23:20 CCT の予定から約1時間遅れて台北を離陸。13時間50分のフライトを経て、10/12 8:30 EST パリ シャルル・ド・ゴール空港に到着。(日本とフランスの時差は8時間、今はサマータイム中なので7時間)
機内で寝るスキルが高すぎて、離着陸と夜・朝の機内食(おいしかった)のとき以外ほぼ寝ていたので時差ボケはまったくなく、むしろ よく寝た!歩くぞ! という感じでした。ただし寝すぎたので当日のプランすら立っていなかったのですが。
空港から RoissyBus に乗り1時間ほどで Opéra まで。
11:00頃
パレ・ガルニエに到着。
お、おおきい…… きれい…… ぜんぶ彫刻…… でかい…… バインダー持った観光客狙いの女の人たちが早速いる…………(超絶びびる)などと周りを2周くらいして、入り方が分からなくて、そもそも入れるのかも分からず、とりあえず荷物預かりサービスにキャリーバッグを預けに。
見学をあきらめて歩くことにし、マドレーヌ教会へ。
道中で蚤の市てきな何かに出会う。カラトリーやアクセサリーなど。かわいかった!
が、ガイドブックに載っている蚤の市がやっている場所でも時間でもなかったし、何だったのかは分からず。びびっていたので写真もなく。笑
12:00頃
マドレーヌ教会を見学。
大きい。古代ギリシャの神殿風。柱。広い。静か。きれい。2つの彫刻「キリストの洗礼」と「聖マグダラのマリアの歓喜」。
コンサートもやっているらしい。時間があったら聴いてみたいけど無理かなあ。
12:30頃
コンコルド広場へ。
オベリスクと両側に配された噴水。車通りが激しい。Place Rouis XV, Place de la Revolution.
ここでルイ16世やマリー・アントワネットやロベスピエールがギロチンに…… 歴史………… と思いました(語彙力のなさよ)
こう書くとばかみたいだけど、そのとき本当にそう考えてぐっときました。
その地に立っているんだという感慨がありました。
あと噴水の勢いが強くて少し風が吹くと周りがびしゃびしゃになっていたのがかなり面白かった。
向こうに凱旋門が見える! ということはこっちがシャンゼリゼ大通りだ。
シャンゼリゼをぐいぐい直進して(ラデュレのサロンやルイ・ヴィトンの本店があった)、途中でPAULのパンを買って食べ、凱旋門へ。
13:30頃
大きい。車通りが激しい。地下道を通って門の麓へ。大きい。ラ・マルセイエーズ。無名戦士の墓。大きい、とにかく大きい。ナポレオン…… と思ったが、ナポレオンは完成した凱旋門を見ることはできなかったらしい。
近くにいくと痩せて見えるタイプ。
凱旋門の上に登りたかったけどチケットがなかったので一旦見送り。
事前に計画していたのがここまでだったので(笑)、あとは行けるだけ行くぞということでエッフェル塔へ。
おお、ここ Avenue Victor Hugo じゃん!!!
とテンションが上がり、エッフェル塔に繋がる道と信じて30分くらいひたすら直進。
ブーローニュの森の手前までたどり着いて、どうやら道が違うことに気づき引き返す。
気持ちのいい秋のきれいな通りだった!
この通りは人も少なくて、とにかくスリに注意と色々な人に言われて緊張していたけど前後20mくらい誰もいないのにどうやって盗られる? 魔法か? とちょっと笑った。
通りの終わりのほうで Place Victor Hugo の噴水も見られて(車通りが激しい)、通りや広場に自分の名前がつくってどんな気持ちなんだろう、というかやっぱりユゴーってフランスではすごく重要なんだなと考えたりした。
Les Misérables に関係のあるところにできるかぎり行きたい!
15:30頃
気を取り直してエッフェル塔へ向かい、北西にあるトロカデロ広場、シャイヨー宮に到着。
エッフェル塔はセーヌ川を挟んで目の前で観光客もたくさんたくさんいたのだけど、「1€~ 1€~」と言いながらジャラジャラとエッフェル塔のキーホルダーや置物を売り歩く男の人たちがこわすぎて近づけず、迂回を試みる(本当に)。
ちょっと遠すぎるな、疲れたしな、と戻って遠巻きに様子を伺い、避けて通るルートをシミュレートして突破。ライフを使い切る。
16:30頃
イエナ橋を渡ってエッフェル塔のすぐ近くまできたが、ここにもエッフェル塔売りがいてこわいし朝から歩き通しでさすがに疲れた上にそれ以上近づく方法が分からなかったので、一旦あきらめてセーヌ川を走る Batobus に乗る。
食事つきのクルーズに乗るつもりはなかったので、思いもよらずセーヌ川を走れて嬉しかった!
(アレクサンドル3世橋を通過)
せっかくだし乗るかなと思って2日券を買ったけど、結局この30分しか乗らなかった。笑
無計画だとこういう無駄が出るけど、まあ自分ひとりだからどうということはないです。最高ですね。
17:00頃
サンジェルマン・デ・プレの停留所で降りる。
おお、これがブキニスト(常設の古本市)か!
これが Pont des Arts か! と歩き、シテ島方面へ。
目標は Pont Neuf、パリに現存する最も古い橋。1607年完成。
「新しい橋」が「最も古い」という事実、すべての「新しいドキュメント」「新しいフォルダー」を作る人々に捧げたい。
そんな気持ちで訪れました。(大真面目)
17:30頃
Pont Neuf を渡りシテ島を突っ切り、駆け抜けんばかりの勢いでキャリーバッグの引き取りへ(18時までだった、ぎりぎり間に合った)。
そこから20分くらいで着くはずのホテルへ行くのに迷い、1時間弱かけて到着。
チェックインして、ごはんを食べに出ようか考えているあいだに寝た。
1日目おわり。
iphoneによると27,838歩あるいた。
1日目の雑感
・建物がいちいち大きい
・歩行者、めっちゃ信号無視する
・フランスでは公共の閉じられた場所での喫煙が法律で禁止されている、と読んでいたので禁煙/分煙の進んだ国なのかと思っていたら、老若男女、歩きながらめっちゃ煙草吸う。電子煙草ほぼいない。道々にあるごみ箱に煙草の火消しがついている。ビニールのごみ袋に吸い殻をそのまま捨てる
・キックボードの進化版みたいなやつに乗っている人がたくさんいる。レンタサイクルみたいなシステムもあるらしい。セグウェイもたまにいる
・PAULがめっちゃある
・電線がない
・車通りが激しい。クラクションがよく鳴っている
・横断歩道の手前に車の停止線がない
・本当にカフェだらけでどのカフェも道に席を出している。昼間でもみんなワインを飲んでいる
・パンが大きい。フランスパンは本当に硬いので顎が疲弊する
・さすがにコラでしょってくらいすべての建物がきれい
・低めの建物が多いので空が広く感じる